青い絵具の歴史(抄)
秋田麻早子『絵を見る技術』を読んでいたら、絵具の歴史の話が出てきました。曰く、ルネサンスの頃は青色絵具はとても高価で沢山は使えなかった。例外的な作家はフェルメール…云々。それが、ロココの頃(18世紀)に入り「ブルシャンブルー」という少し緑色がかった青色が発明され、青い色が手軽に使えるようになりました。
本にはフラゴナールの「ぶらんこ」が作例で紹介されていますが、マザック美術館のブーシェの作品がちょうど同じロココの時代。きっとこの作品も「ブルシャンブルー」で描かれたのではないでしょうか。
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