脳力を鍛える(4)
『脳科学者が考案 見るだけで自然に脳が鍛えられる35のすごい写真』西剛志を参考にした、脳力を鍛えられそうな作品例の4回目です。
「たくさんのものから選べる」
多くの登場人物や物が並列して描かれている作品がこれに当たります。
© 2013 RMN-Grand Palais (musée du Louvre) / Michel Urtado
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「見えそうで見えない」
絵画は「窓」に喩えられることがあります。窓から見える景色のように、ある風景の一部を切り取ったような効果があります。その意味で、人物や物、風景を描いた作品はどれも、切り取られる前の風景があると考えることができます。例えばレオナルド・ダ・ヴィンチの「モナリザ」は、胸部より上、いわゆるバストショットの構図になっています。ですから、作品では見ることができない、胸から下のポーズは見る人が自由に連想できます。
その他、絵画では、部屋の様子を描いた中に、窓や扉の向こう側が描かれていることがよくあります。窓や扉の向こう側でなにか起きているような気配を感じたら、その出来事を想像してみるのも知覚力を磨くことになります。
By Pieter de Hooch - National Gallery, Public Domain
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