ピカソが分かった!
マザック美術館に収蔵されているピカソの作品。著作権の関係で撮影が許可されていませんが、私の記憶をもとに描いてみました。
「ゆっくりピカソ」のルールに従って10分間ほどにらめっこ。
徐々に目が慣れてくると、何が描かれているのか少しずつ分かってきました。
「わかったかも!」と感じたのは、顔の下、右あたりにある小さな模様のようなもの。闘牛士のコスチュームに違いない。そうして見ると、帽子も剣も説明がつきます。
作品タイトルは「マタドール(闘牛士)」でまさに、私の推測がピタリと一致してびっくりしました。
エイミー・ハーマン『観察力を磨く 名画読解』では、「わからないものを無視しない」というアドバイスがあります。自分が見ているものが何を意味するのか理解できないとき、人はほかの人に説明するときにそれを排除して説明しないことがある。しかし、自分が分からないからといって、聞き手がそれを理解できないとは限らない。と。
「小さな模様のようなもの」を改めて見て、「衣装の飾り」と解釈したことで、作品全体のイメージがくっきりと見えてきました。
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