2024.01.08 04:49生物学視点とスローアート中垣啓訳の『ピアジェに学ぶ認知発達の科学』を読んで、ジャン・ピアジェとボー・ロットの考え方の共通点が少し分かりました。そして、ちょっと日を置いて、もしもそうなら、「スロー・アート・ディ」のような入り方、美術鑑賞の始め方は、はじめての人にはもっともお勧めのような気がしました。>>>...
2023.12.21 02:38ロットとピアジェ[Beau Lotto][Jean Piaget]の二つのキーワードで検索してみても、芳しい情報はヒットしてきませんでした。結論的には、ロットはピアジェの理論に直接的な影響を受けてはいない。ということかもしれません。(ピアジェ(1896~1980)、ロットが大学を卒業したのが19...
2023.12.19 06:40ピアジェの「シェマとシェム」ジャン・ピアジェの発達段階の理論を理解するうえで重要な役割を果たすのが「シェマ」と「シェム」です。これはフランス語で、日本でよく知られている「スキーム」と同じ言葉です。
2023.12.11 01:59絵画観察は、時間長がカギ「スロー・アート・ディ」という活動がアメリカで2010年から始まりました。 https://www.slowartday.com/ >>>こちら2008年のある日、フィル・テリー(後に「スロー・アート・ディ」の創始者となった人)がふとした思いつきを...
2023.12.08 01:31ロット 目は見ていないボー・ロットの本『脳は「ものの見方」で進化する』の第一章「色の不思議」にドレスの色の話が出てきます。話題のドレスはページ最下に掲載しています。この写真を見て、「青と黒のドレス」と思う人と「白と金のドレス」と思う人と意見が分かれた。というのです。同じ視覚情報でも、人によって見え方が...
2023.12.07 02:09良い作品 ヴュイヤールマザック美術館に収蔵されているヴュイヤールの作品。フィリップ・ヤノウィンの作品選定の基準に適合して、かつ、エイミー・ハーマンの観察力を磨くポイントにも適う作品のように感じました。多くの要素が画中にあって、人物がいて、物語を感じる。それでいて、絶対にこうだどいう答えがなく、いろんな...
2023.12.07 01:28ピカソが分かった!マザック美術館に収蔵されているピカソの作品。著作権の関係で撮影が許可されていませんが、私の記憶をもとに描いてみました。「ゆっくりピカソ」のルールに従って10分間ほどにらめっこ。徐々に目が慣れてくると、何が描かれているのか少しずつ分かってきました。「わかったかも!」と感じたのは、顔...
2023.12.04 05:10「動け」「止まれ」の逆は「動け」です。単純なことですが、なるほどぉ、と感じました。動いているものを観察するときは「止まれ」、止まっているものを観察するときは「動け」なのです。神田房枝、エイミー・ハーマンが画中の「人物に共感する」という言い方をしています。観察者(鑑賞者)が、見る視点を変え...
2023.12.04 04:52「止まれ」ボー・ロットは本の中で「ただ止まれ」と述べています。不確実性の中で、知覚を変えたいと思ったら、知覚が自動的に下す判断を停止することが大切だということです。先日、森林内の散策コースを歩いていて、そのことを思い出しました。動いているものを観察するには止まることが有効だと感じました。バ...