2つの基本 知覚の変化

ボー・ロットの『脳は「ものの見方」で進化する』で、知覚を変化を理解する上で基本となる2つのポイントを紹介します。

1)知覚を作るのは、ひとつ前の知覚

私たちの知覚は、日々刻々と変化しています。「知覚」とはその都度々々に脳が「瞬間的に行う解釈」のことです。知覚するときの参考情報の内、現に今、あなたが五感を通して仕入れた情報は10%、古い知覚から生成された情報が90%です。

古い知覚をほとんど踏襲するようにして、新しい知覚が作らています。

2)私たちがエコロジーを作り、エコロジーが私たちを作る


「エコロジー」とは「周りの物事に常に関わり、お互いに影響を与える場所」とロットは定義しています。簡単に言えば自分の生活の「場」、自分の仕事の「場」のことです。(※英語には日本語の「場」にぴったりの言葉がないと言われます。)

「場」を作っているのはそのメンバーである自分で、「場」がメンバーの性質を育むということです。

Picasso Andante

「ゆっくりピカソ」絵画観察法。自力で「知覚力」を磨く絵画観察法の紹介

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